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これがテラドライブだ!
僕を本格的にアセンブラへと導いたテラドライブについて詳細に解説!
テラドライブはセガからDOS/V黎明期に発売されたかなり珍しいパソコンであるといえる。時期が早かったので、添付のDOSはPC-DOS4/Vである。(もちろんPC-DOS7なんかも使える)
テラドライブのセールスポイントは、バススワップ機能によりIBM-PC/ATとメガドライブが融合していることだろう。セガはこの部分を売り文句にし、「メガドライブのプログラムが組める!」的な宣伝文句で販売していた。
当然僕もコンシューマ機のプログラムが組めるというのが非常に魅力で、モデル2をフルセットで買った。もっとも、セガ側はメガドライブの仕様を公開することなく(それなしにプログラムを組むことは出来ない)テラドライブは忘れ去られた存在になっていった。(ここに僕はセガに対して非常に怒りを感じる。同社のユーザーを切り捨てる姿勢は、商行為という名の互いの信頼関係を裏切るものだと思う)
まぁそんなわけで、不遇のマシンであったがゆえにテラドライブは「レアマシン」となったのだと思う。セガに対する不満をここで書いてもあれなので、次に進む。
スペック的にはメガドライブと、286ベースのPC/ATだが、AT側のハードがなかなか曲者である。
まずATバスだが、供給されてない電源があり、CSKだかに送って改造しないとサウンドブラスターが動かない・・・・とかいう欠陥があった。まぁもっともひとつしかないATバスをサウンドブラスターにさいた人がそんなに多かったかは知らないのだが、割と有名な話だ。
またハードディスクコントローラーのタイプも、IDEとかでなくって(当時は既にIDEは結構普及していた)ESDIもどき(ESDIでもないらしい:笑)が搭載されており、モデル2を買った僕は、IDEのハードディスクを買ってきて、返品できなくって泣いていた(汗)
まぁ一番困るのはCPUが286ということか(笑)なにしろ286の速度ではいくらDOS/Vと言えども日本語表示にかなりのストレスがかかる(あの軽いVzエディタでスクロール処理が追いつかず、キーバッファが溜まるくらい:汗)このせいで無理なクロックアップを試みた人も多いのではないだろうか?
かく言う僕は無理な386載せ換えを行おうとし、一代目をあの世へと葬り去った(泣)今のは2代目である。今では、別に速度が欲しいときは他のマシンがあるので、もう改造する気はない。

画像を見てもらえればわかると思うが、非常にテラドライブはコンパクトに仕上がっている(横幅がMDカートリッジ約3個分だ!)見た目もちょっとオーディオっぽくってカッコイイ!イカス!ワンポイントの電源スイッチの黄色いボタンも良い感じだ。
左右の下の方にあるでっぱりは開いて、キーボードやMDのパッド等が繋がるようになっている。後ろには(画像なし)ビデオ出力(EGAやmode 13hの320x240yの画面が出力できる!:当然MDも出力できる)やRGB出力(MDの画像も出るぜ!)シリアル、パラレルがある。

コンパクトがゆえに、非常に中身はぎっしりと詰まっている。下の方にはFDDが2台装備されている。このFDDはアルプス電子(だったと思う)のもので、テラドライブが廃れてからかなりの数がジャンク屋に流れ(フロントベゼルからテラドライブのとわかるのだが)X68Kの3.5FDDとして改造されまくった事は有名だろう。
どうもこのFDDは非常に高機能らしく、2EDまで扱えるとか扱えないとか(ジャンパの設定をしなおさないといけないらしい)まぁもっとも2EDが使えるBIOSなんぞにはお目にかかったことはないのだが(笑)
ちなみにこのFDDは電源が、リボンケーブルの線の中に既に入ってるので、電源コネクタがない。パターンはあるが、そこに電源コネクタをつけて、電源を入れても動かなかったので、同じ事をしようと思ってる人はやめたほうが良い。(本当は動くかもしれないのだが)
その上はHDDだ。これはモデル3(二代目)にモデル2のFDDを持ってきたモデル3.5(自称)なので本来は中央のFDDの所にHDDが収まるようになっている。まぁ幸いぴったり収まるスペースがあったので、無理矢理収納してある。その右はコンパクトな電源だ。
(当然、昔はモデル2だったので、FD2枚で使用していた。DOS/Vのシステムと、Turbo Assemblerのシステム、Vz等のツール類はとても1枚には収まらないので、起動は2枚構成にして、Bドライブの方にドライバ等の起動後は使わないファイルを入れたりしていた。もちろん、lzexeは全部かけてある(笑))
MDカートリッジの上には、MDのバスがカードエッジになって出ている。これは「テラCD」なるものが発売予定だったのだが、まぁセガなので、売れてないハードは置き去りだ。個人的にはやっぱり無理矢理メガCDを付けようかと思ったが、やらなくて吉だったかも(笑)
その上には、ATのカードが刺さるスペースがある。ちなみに一枚しか刺さらない(泣)写真ではNE2000互換のネットワークカードが刺してある。ネットワークにつなげば、無尽蔵なディスクスペースがつかえるのが良い。もっともドライバなんぞを入れるスペースが非常に286のテラにはつらいのだが。

内部の基盤はかなりすっきりまとまっている(MDとPCの二つのシステムなのに)
PC側のチップセットはWDのチップが使用されている。WDは今ではHDDメーカとして有名だが(当時既にキャビアシリーズはあった)実はWDはいろんな事をやってきた企業である(今ではHDDのみの様だが)
MD側のチップセットも非常に少ない。(というか、どれがそれなのか明確には僕も知らないのでなんとなくしか言えなのだが)恐らくバス・スワップ等のバスブリッジもMD側のチップに内包されていると思われる。
ちなみにこの基盤はIBM側の人間とセガの人間が共同で開発したものらしい(当時のテラドライブマガジンによると:生産はセガか?)つまり、2ハードの融合マシンとしてはX1とHEシステムと違ってかなり本格的に融合しているマシンなのだ。それだけにセガの具体的な行動がなかった事が悔やまれる。個人的には486+メガドライブなんかは売れると思うのだが。586+サターンなんかもっと良いけど(笑)
ちなみに、セガからCのライブラリの形でMD側の操作を行う機能は提供されている。これ以前に、僕は逆アセンブルでいろいろ解析し(契約違反)それをセガに電話して聞いたのだが「内緒」しか言ってくれなかった。うーむ。もぉそろそろ全部教えてくれないかなぁ。